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1年前の今頃の日記その2 麗江にて

朝起きて8時頃にホテルを抜け出した。腹拵えをするつもりで古い街をフラフラしていたが、まだどこも開いていない。1時間ほど歩いてから、街外れの薄汚い路地の一角にある小さな食堂に入った。食堂と言っても少し大きな屋台のようなものだった。壁に書かれたメニューを見て、言葉が話せないので適当に指を差して注文した。私が外国人だとわかると、店員の女性が辛さはどうするかと聞いてきた。私は、あまり辛くしないでくれ、と頼んだ。全く話せないのにどうやってこんなやり取りをしたのかちっとも覚えていないが、確かにそんなことを言った気がする。ほどなくして、白飯の上に豚肉とナスとピーマンをかなり辛く炒めたものを乗せた料理が運ばれてきた。通じていなかったのかと思ったが、これでもかなり抑えていたようだった。

腹拵えの後は黒龍譚公園という景色の良い公園まで歩いた。公園で中国人カップルに写真撮影を頼まれたので、適当にイーアーサンと言ってシャッターを押してあげたら、礼を言ったあと外国人だとは気がつかないまま去っていった。天気がよく、公園の背後には玉龍雪山という富士山よりもずっと高い山がはっきりと見えた。

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その後はレンタサイクルを借り、少し離れたところにある古い街並みを2箇所ほど回った。宿のある街と比較すると人も少なくだいぶ落ち着いた場所で、こちらのほうがずっと居心地が良かった。

 

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日が暮れる頃に宿に戻り、夕飯は街の中の屋台で取ることにした。珍しかったので、ナスに切り込みを入れてその間に厚揚げやらひき肉やらを詰め込んだものを指差して注文した。そのまま焼いて食べるのかと思ったが、焼く際にはコテを使ってすべてみじん切りのようにして食べるようだった。喉が渇いたので、味の薄いビールを買って飲んだ。一度も日本語を使わない日は、生まれて初めてだったように思う。

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