読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

1年前の今頃の日記 その1

1年前の今日の日記を、思い出しながら書いてみようと思う。旅に出た日のことだ。

 

二日酔いのまま、早朝にカプセルホテルをチェックアウトして空港へ向かった。

慣れない国際線だが搭乗手続きをなんとか済ませ、ロビーでTwitterを開いて「今からしばらく旅に出ます」と呟いてから北京行きの飛行機に乗り込んだ。

離陸からしばらくして機内食が運ばれてきた。ジャガイモ入りのソース焼きそばだったと思う。味は濃いし、ジャガイモは固いしであまり美味しくなかったが、なぜだか今でも時々食べたくなる。

機内食を片付けた頃、隣席の青年に声を掛けられた。彼は日本の専門学校に通う留学生で、休暇で実家に帰るところだった。私が中国を訪れるのは初めてで、中国語も話せず、しかも北京や上海ではなくこれから雲南省に行くのだ、と知った彼は、「それはちょっと心配、気をつけてね」と言った。加えて「中国の土産には偽物が多いから注意するように」とも忠告した。彼は北京首都国際空港のゲートまで私を見送ってくれ、そこで手を振って別れた。

乗り継ぎまで6時間ほど時間を潰す必要があったため、現金を下ろしてから天安門広場へと向かった。地下鉄きっぷを自販機で購入しようとしたが、何度入れても紙幣が戻されてしまった。後ろに並ぶ人に何か声を掛けられるが、ちっとも意味がわからない。仕方がないから窓口で、路線図を指差してきっぷを買った。あとで気がついたが、どうやら私が高額紙幣を投入していることが原因のようだった。

天安門は写真でよく見るとおりの場所だった。周りを歩いたら満足したので、中には入らず空港まで戻った。空港でラーメンを注文した。猪骨というから猪なのだろうと思ったが、豚のことだった。再び飛行機に乗り込んで、麗江というまちに到着した。

空港からのシャトルバスを降りて宿まで向かった。麗江はナシ族という少数民族が多く住んでいるまちで、古い街並みは世界遺産にも登録されている。古い街は複雑に入り組んでいて、ネット環境のない私にとってゲストハウスの場所を見つけるのは至難の技だった。結局同じ場所を何度もうろうろして、2時間ほど彷徨った末にようやく宿を探し当てた。ベッドに転がってネット接続を試みたが、LINEもTwitterFacebookも一切繋がらなかった。ひどく疲れたので、その日はシャワーを浴びてすぐに眠りについた。

 

 

f:id:bluepony:20170219122938j:plain